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合成樹脂用語集(試験・物性編)
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曲げ強さ  Flexural strength
@ 曲げ特性は引張り特性と同じように,この曲げ応力とたわみ量の関係を示す応力−たわみ曲線でみることができる。
・曲げ試験では,曲げ強さ,曲げ弾性率が求められる。
〈参考〉試験法
一試験機−
通常,引張試験で使う万能試験機に曲げ試験用治具をとりつけておこなうが,曲げ試験専用機を使う場合もある。
一試験方法−
試験片に二つの支持台,及び,加圧クサビを介して荷重を加え(三点支持),曲げ応力,曲げ弾性率などを求める。
一試験片の形状・寸法−
プラスチックの種類や,成形品の形状によって異なるが,硬質プラスチックの場合の標準的な寸法として,表のようなものを使用する。
A 数値が大きいほど,剛性が高い(腰が強い)ことを示す。  単位 Kg/cu
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密度  Density
@ 物質の単位体積当たりの質量,〔g/cm3〕あるいは〔g/ℓ〕などの単位を付けて表わす。
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メルトインデックス(MI) Melt Index, Melt-Flow Ratio (Index)
@ 通称MIと呼ばれるメルトフローインデックスは,メルトインデックスあるりはメルトフローレート(MFR)ともいい,樹脂の流動性を示す目安として重要な項目である。
・メルトフローインデックスは,分子量が大きいほど小さく,分子量が小さいほど,大きな値を示すもので,同一樹脂(同一プロセスによる)の品質管理項目として,密度とともに重要な物性である。
〈参考〉試験法
A法“手動切取り法”  〈JIS, ISOに規定〉
・プラスチックごとに規定された温度と圧力の条件の下で、溶融したプラスチックを,規定の長さと直径をもつダイを通して押し出したときの押し出し速度を測定する方法。(一定時間に押し出された試料の質量を計る。)
B法“自動時間法”   〈JIS, ASTMに規定〉
・自動化した装置を用いて測定する。
・この方法は,一定時間の押出量をピストンの降下速度から測定する方法で規定の温度,荷重によりピストンが一定距離を移動するのに要した時間と,その温度の溶融密度から,溶融プラスチックの押出し量を10分間の質量に換算し、自動的に、演算処理して求められる。
A 値が大きいほど,流れやすいグレード(成形しやすい)であるという判断ができ,流動性の目安となる。
・分子量の目安となり,値の小さいものほど機械的強度,耐熱性が高いことを示す。
B また,MIの値が,非常に小さく超高分子の材料には,荷重のみを任意に選んで測定する“ハイロード法”とよばれる方法もある。
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UL規格  UL standards
@ 火災,盗難,その他の事故から,人命,財産を保護するための研究,検査を行なうことを目的として設立されたアメリカのUnderwrilers' Labolatories Inc. (UL)が定めた規格である。
@ 合衆国内の保険業者,地方機関などでは,その製品の契約にULの承認を条件としているところが多く,日本でこの試験の申請を行なう場合,日本機械検査協会安全試験所でその代行及び相談を受けている。
@ ULはプラスチック材料を燃焼性のレベルに応じて. HB, V-2, V-1, V-0, 5Vにランク分けしており, UL 94はその試験方法を規定している。
〈参考〉認定証明について
a. ULは材料を認定するとRecognition Cardとして”イエローカード”を申請者(材料メーカー)に発行し,イエローブックに登録,あるいは認定が記載され,ユーザー(セットメーカー等)に知らされている。
b. 従来セットメーカー(松下電産他)は自社製品のUL申請にあたって,イエローカードの添付を義務づけられていたが,ULのコンピューターによる材料データの管理態勢の整備に伴ない,代りに認証aqFile ar,及びグレードb明示することとなり,イエローカードの添付が不要になっている。
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溶融粘度  Melt viscosity
@ 溶融状態にある物質の粘度をいう。
A プラスチックの溶融粘度は成形性に直接関係する重要な因子であり,分子構造や重合度などによって個々のプラスチック材料の溶融粘度の異なることはもちろんであるが,温度,圧力,せん断速度,充てん材の配合材の有無などによっても大幅に変わる。したがって同一条件で測定した数値を比較する必要がある。
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落球衝撃試験  Falling ball-impact test
@ 材料の実際的な衝撃強さを試験する方法で,一定形状の試験片の周辺部を支持して水平に置き,その中心へ一定重量の鋼ボールを二定高さから自由落下させ,試験片の損傷の有無を調べる。
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ロックウェル硬さ  Rockwell hardness
@ 押込み硬さの一種で,鋼球を試験片面に押圧し,試験片にできた凹みの深さから硬さの数値を求める。
A 試験方法は小荷重で鋼球を試験片に押圧し,次に大荷重を15秒間加える。再び小荷重にもどして15秒後に指針の目盛から数値を直続する。
A ロックウェルの硬さ
数値か大きい方がより硬いことを示すか,試験に使用したスケール符号を添記して,例えぱ,ロックウェル硬さR95, MllOなどのように表示される。
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